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2016年01月03日

ブラックホールの撮影に挑戦

日米欧が共同運用する南米チリのアルマ望遠鏡など、世界各地の電波望遠鏡が協力して、ブラックホールの姿を世界で初めてとらえようという計画が進んでいます。
同じ天体を各地の電波望遠鏡で同時に観測することで、地球の直径に迫る、口径9000キロの仮想の電波望遠鏡なみの解像度を目指します。

宇宙最大の謎に迫る ビッグバン&ブラックホール

国立天文台によると、複数の電波望遠鏡が同時に一つの天体を観測することで解像度を高める「超長基線電波干渉計(VLBI)」という技術を使います。
ブラックホールは、従来の望遠鏡でとらえるのが難しいため、アルマ望遠鏡と、米国、メキシコ、スペイン、南極にある電波望遠鏡が、ネットワークを組んで、同時に観測する計画です。
解像度は、ハワイ島にある国立天文台すばる望遠鏡(口径8.2メートル)の3000倍といいます。

観測対象は、天の川銀河の中心部にあり、地球から最も近いとみられるブラックホールです。
約2万5000光年の距離にあります。
ブラックホールは、重力が巨大で光を外に出さないため、直接は見えません。
しかし、ブラックホールに落ちていくガスが強い光を放つため、光の中の「黒い影」として見えると期待されています。

日本や台湾、米国、カナダ、メキシコ、欧州のグループが、「事象の地平線望遠鏡(EHT)」というプロジェクトを進めています。
アルマ望遠鏡は、昨年3月にスペイン、同8月に米国の望遠鏡と接続して試験観測を行い、成功しました。
今年は、各地の連携に向けた準備を進め、2017年春に、撮影に挑戦する予定です。

国際的な計画に参加している国立天文台水沢VLBI観測所の本間希樹(まれき)教授(電波天文学)は「ブラックホールの存在を疑う研究者はいないが、だれも見たことがない。撮影できれば意義は大きい。予測通りに見えなければ理論がおかしいことになり、それも大発見だ」と期待しています。

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目に見えないブラックホールを、どのように可視化するのか、大変興味深いです。
「まだ誰も見たことがない」というフレーズには、ロマンを感じます。

ブラックホールと時空の歪み
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