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2016年06月03日

ツタンカーメンの短剣は「隕石」製だった

隕石(いんせき)や惑星研究専門の科学誌が、2日までに、古代エジプト王朝時代のツタンカーメン王のミイラのそばにあった鉄製の短剣は、地球に落ちた隕石を材料にしていたことが判明したとの論文を掲載しました。

宇宙からのツタンカーメン

論文は、イタリアやエジプトの博物館の研究者チームがまとめ、同誌「Meteoritics & Planetary Science」に載せました。

蛍光エックス線分析装置を使い、短剣の材料を詳しく分析した結果、鉄、ニッケルやコバルトなどと判明し、データベースに残っている隕石の成分と一致したことを突き止めました。
短剣は、隕石を用いて作られたことを強く示唆していると結論付けました。

ツタンカーメンのミイラ化された遺体や、謎が多い副葬品は、1920年代に墓が初めて発見された後、考古学者や歴史学者の関心を強く集め続けてきました。
研究者たちは、過去に、墓内で黄金の刀身と共に発見された短剣の材料は、隕石との見解を示したこともありました。

古代エジプト時代には、融解された鉄が使われることはほとんどなかったことから、他に見付かった工芸品なども、隕石を使った可能性があるとの見方も出ていました。

今回の論文の研究者たちの結論は、過去のこれらの主張に、一定の信憑性を与える結果ともなっています。

論文は、古代のエジプト人たちは、隕石を使っていたことも自覚していたと主張しています。
装飾用や儀式用の、優れた小物や道具などを作るため、隕石の鉄成分に大きな価値を見いだしていたと指摘しています。
今回の研究結果は、紀元前13世紀のエジプト人たちが、「空の鉄」と訳せる新たな象形文字に言及していたことの背景要因につながるかもしれないと分析しました。

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空から降ってきた鉱物なんて、宗教的にも、さぞ、神秘的で、価値の高いものだったのでしょう。
勿論、実用面でも、自力で鉄を精製できない時代には、大変貴重なものだったと思います。

ツタンカーメンの豆
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