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2016年07月13日

天皇陛下が生前退位のご意向

天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を、宮内庁関係者に示されていることが、政府関係者の話で分かりました。
数年以内での譲位を望まれ、宮内庁は、近く、陛下自ら、国民に向けてお気持ちを表明する方向で調整を進めています。
皇室制度を定めた「皇室典範」に、天皇の退位に関する規定はなく、今後、皇室典範の改定を含めた議論が始まる可能性があります。

皇室Our Imperial Family(第70号(平成28年 春))

陛下は現在82歳で、125代の天皇の位にあります。
2012年2月に、心臓の冠動脈バイパス手術を受けた後は、宮中祭祀(さいし)を減らすなどする一方、高齢となった今も、憲法に規定された国事行為や震災などの被災地のお見舞い、外国元首との会見など、多くの公務を続けています。

関係者によると、陛下は公務を大幅に削減することや、摂政などの代役を立てる形でご自身が天皇の位にとどまることは望まれていません。
また、「憲法に定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」との考えを持っており、ご意向は、皇后さまや皇太子さま、秋篠宮さまにも示されているといいます。

陛下は、天皇が象徴と位置づけられた現憲法下で初めて、1989年に即位しました。
皇后さまと臨んだ即位の会見では「憲法に定められた天皇の在り方を念頭に置き、天皇のつとめを果たしていきたいと思っております」と述べました。
「象徴天皇」の在り方を求め、皇太子時代から続けてきた障害者施設への訪問のほか、阪神大震災の被災地訪問などを続けてきました。
即位10年の会見でも「障害者や高齢者、災害を受けた人々、あるいは社会や人々のために尽くしている人々に心を寄せていくことは、私どもの大切な務めである」と述べ、平成時代の天皇像を形づくってきました。

宮内庁は、陛下が高齢になるにつれ、負担軽減策を探ってきました。
08年12月に、心労が原因とみられる不整脈などで体調を崩したことを受け、09年1月には、式典での「おことば」の多くを取りやめるなどの軽減方針を発表しました。
陛下は、12年2月には、心臓の冠動脈バイパス手術を受けましたが、その直後の東日本大震災の追悼式には出席しました。
同年の79歳の誕生日を前にした会見では「今のところしばらくはこのままでいきたい」と述べました。

一方で、両陛下が始めた行事を皇太子さまらに引き継ぐことも始めており、「こどもの日」や「敬老の日」にちなんだ施設訪問は、14年を最後にしていました。
宮内庁は、今年5月には、国や地方の行政機関などの長との面会8件を取りやめるなど、公務見直しを行ったばかりでした。

宮内庁によると、昭和天皇まで124代の天皇のうち、生前に皇位を譲ることは珍しくありません。
ただ、明治以降は、天皇の譲位はありません。
最後の譲位は、江戸時代後期の光格天皇でした。

欧州の王室では、生前退位は珍しくなく、13年には、日本の皇室とも親交が深い、オランダのベアトリックス女王や、ローマ法王ベネディクト16世が退位し、注目を集めました。

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以前、秋篠宮さまが、天皇にも定年制度があってもよい、という発言をしたことがあるので、それほど唐突な話ではありません。

○歳になったら引退と、ガッチリ年齢を決めてしまうのは、やり過ぎだと思います。
体力や健康状態には、個人差があるので、そろそろ限界と思ったら、引き際は自分で決めればよいのです。

死ぬまで天皇を「やらされる」のは、あまりに過酷です。
天皇陛下は、日本でいちばんハードワークな82歳なのではないでしょうか。
本人が辛いというのなら、もう、お休みになってもいいでしょう。

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タグ:生前退位
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