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2016年08月08日

生前退位には新元号など課題山積

生前退位の意向を示している天皇陛下が、「お気持ち」を表明されたのを受け、今後、国会などで、陛下の生前退位をめぐる議論が進むとみられますが、天皇の生前退位は、現在の憲法や皇室典範では、想定されていません。

実現には、退位制度の新設に加え、新元号や、退位した天皇の呼称、住居など、新たに決めなくてはならない問題が山積しています。

皇室 Our Imperial Family 第71号 平成28年夏

1979年制定の元号法は、「元号は皇位の継承があった場合に限り改める」と一世一元制を規定しており、生前退位が実現すれば、新元号を決めることになります。
89年の前回の改元の際は、昭和天皇の逝去当日、有識者による「元号に関する懇談会」の意見を踏まえ、三つの候補の中から「平成」が選ばれました。
閣議決定を経て、当時官房長官だった故小渕恵三氏が、逝去の約8時間後に発表しました。

皇室典範には、退位についての規定がないため、退位後の天皇の呼称や、役割についても、新たに法整備をする必要があります。
歴史上、太上天皇や上皇、法皇などの呼称がありましたが、「天皇より上の立場があるとの印象を与え、現代にふさわしくない」とする識者の意見もあり、慎重な議論が必要です。

典範は、皇太子を「皇嗣(皇位継承順位1位の者)たる皇子(天皇の男子)」と規定しており、生前退位が実現すれば、皇太子が不在になります。
皇室典範には「皇太弟」の規定はなく、皇太子さまに代わって皇位継承順位1位となる、弟の秋篠宮さまの呼称や役割についても、検討されることになります。

退位後の住居をどうするかも課題となります。
現在、天皇、皇后両陛下は、皇居・御所に、皇太子ご一家は赤坂御用地の東宮御所に住んでいます。
陛下は、即位後から93年12月まで、公務のため、赤坂御所(現在の東宮御所)から皇居に通っていました。

皇太子さまの誕生日の2月23日が、新たな天皇誕生日として、祝日になることも想定されます。
その場合、現在の天皇誕生日(12月23日)をどうするかなども、課題として浮上しそうです。

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天皇の「お言葉」については、表向きは「お元気」ということになっていますが、加齢による健康上の問題は深刻で、いつ、何が起こるか分からないという、切迫した状況なのだということを感じさせられました。

生前退位については、宮内庁も世論も、辞めたいなら辞めていいと、概ね、肯定的に受け止めていると思われます。
ですが、生前退位を実現するには、皇室典範の改定が必要なことは事実で、天皇が辞めたいと言っているから、法律(皇室典範)を変えます、ということになると、天皇の国政への関与を禁じた憲法の規定に抵触する可能性がある、という点が、問題になるようです。
世の中には、面倒臭い取り決めが色々とあります。
厄介なことです。

皇居(一般参観)
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