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2017年06月19日

ダイドー貸し傘返却率7割の秘訣

傘の無料貸し出しサービスが、各地で行われています。
しかし、返却率が低く、廃止を余儀なくされる事例が、後を絶ちません。

そんな中、レンタル傘サービスを継続させ、返却率70%を誇る企業があります。
飲料メーカーのダイドードリンコが、2015年10月より関西エリアで行なってきた、自動販売機を活用した「レンタルアンブレラ」です。

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レンタルアンブレラは、ダイドーが設置している飲料自販機の側面に、レンタル傘を収納できるBOXを取りつけ、鉄道会社(近畿日本鉄道)に長期間保管されていた「忘れもの傘」のリサイクル品を、地域住民に無償で貸し出すサービスです。
大阪、京都、奈良、和歌山エリア内の自販機約130台で、延べ2000本以上の傘を貸し出したところ、返却率は、7割を記録(2016年6〜9月の検証)したといいます。

ダイドーのレンタル傘サービスが成功している秘密は、何なのでしょう。

「レンタルアンブレラ」は、2015年の会社創立40周年を機に、社員のチャレンジアイデアを募集し、自販機への飲料補充を行なう、大阪市内担当の営業マンが提案したことをきっかけに、始まりました。
提案した社員が、作業中に、急な雨で困っている人を見かけることがあり、街中にある自販機で、何か役に立てないかと考えたとのことです。

ダイドーは、国内飲料事業における、自販機の売り上げが8割以上(業界平均は約3割)と高く、自販機を中心としたビジネスを展開しているため、自販機を通じて、地域住民に貢献したいと考え、この提案を実現させることにしました。

実際にサービスを始めてみると、「助かりました」というお礼の手紙つきで、傘が返却されていたこともありました。
自販機設置先からも「いい取り組みだね」と好評です。
また、「借りた傘の返し場所が分からなくなった」「借りた傘が壊れてしまった。どうすればよいか」といった問い合わせもあり、次の利用者の事も考えながら、活用されていると感じているといいます。

ダイドーでは、ビニール傘ではなく、繰り返し使える品質の傘を提供し、その傘に「DyDo」のロゴを大きくデザインするなどの加工をしていることが、返却率70%を達成できた一因と考えられます。

また、展開初年度の経験から、事業所の敷地内や、地元の人がよく通る商店街など、利用した人が返しやすい場所を中心に展開しています。
めったに訪れない先で傘を借りると、返却することが大変だったり、土地勘がなければ、どこで借りたかも分からなくなってしまうため、適切な場所選定を心掛けているといいます。

レンタル傘サービス成功のポイントは、借りたままにしていると“罪悪感”の増す品質の高さ、長期間さしていると目立つ大きなブランドロゴ、そして、地域住民が頻繁に通る場所に返却場所を設定する、といったところのようです。

今後、ダイドーは、関西での実績を活かし、関東エリアや愛知県エリアにも、範囲を拡大します。
名古屋鉄道や西武鉄道、東京急行電鉄の協力も得て、最大340台の自販機で、レンタル傘サービスを広げていく方針です。

しかし、先行する関西エリアでも、約3割の利用者が未返却です。
サービスエリアの拡大に伴い、7割の返却率が維持できる保証はありません。
ダイドーの担当者は、借りた傘を返していない人に、次のようなメッセージを送っています。

「当社のレンタルアンブレラは特に返却期間を設けておりませんが、なるべく多くの方のお役に立ちたいと考えておりますので、この記事を見られて長期レンタルされていることを思い出された方は、ぜひお近くのレンタルアンブレラBOX付自販機にご返却お願いします!」

ちなみに、ダイドーに協力する鉄道4社の「忘れもの傘」の合計は、年間20万本以上(2016年実績)あり、そのうち、持ち主に返却できる割合は、約2割しかないといいます。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆


ダイドーのサービスは、なぜ成功したのか。
それは、「ビニール傘」でなかったから。
やっぱり、ビニール傘じゃダメなんですね。
提供する側も、ビニール傘なら、手軽に用意できるし、もし戻ってこなくても、被害額は少なくて済むし、と、戻ってこない前提で考えてしまっている面が、少なからずあると思います。

ロゴをつけるのも、いい方法です。
「お前それ自分の傘じゃないだろう」ということが、一目で分かります。
企業にとっては、自社の宣伝にもなり、一石二鳥じゃないですか。
賢いです。

地域密着というのも、ポイントのようです。
函館のサービスが失敗したのは、観光客をターゲットにしたのが原因だったのかもしれません。

一方で、忘れもの傘の持ち主が見つからないのは、しかたのないことです。
傘がないことに気が付いても、どこに置き忘れたのか、さっぱり記憶がないため、探しようがないのです。
結構値の張るブランド傘だったのにな、という人、多いのではないでしょうか。
せめて、どこかでリサイクルされて、誰かの役に立ってくれていることを願いましょう。

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