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2017年09月05日

ボイジャー打ち上げから40年、今も宇宙を旅

宇宙に存在する生命体はわれわれだけなのだろうか──?

この問いに対する答えを見つけるため、米航空宇宙局(NASA)のロケット科学者らは、40年前の9月5日、人工物として、地球から最も遠く離れた場所を目指す双子の無人探査機「ボイジャー」を打ち上げました。
そして、2機は現在もなお、宇宙空間を飛び続けています。

ボイジャー 惑星世界への旅

ボイジャー1号と2号は1977年、米フロリダ州ケープカナベラルから、約2週間の間隔を空けて、打ち上げられました。
当時は、太陽系内の外惑星について分かっていることが少なく、両機による宇宙の旅がどこまで続くのか、科学者らでさえ、ほとんど想像もつきませんでした。
ボイジャー計画に参加した科学者の一人、エド・ストーン氏は、「打ち上げ時には、40年後も何かが作動し、先駆的な旅を続けているとは誰一人思っていなかった」と明かしました。

ボイジャーは、木星や天王星、海王星といった、他の惑星の探査を主任務とする一方で、人類の存在を、広い宇宙に知らしめる役目も任されました。
両機には、宇宙人との遭遇に備えて、人類や、地球上の生物に関する基本情報を収めた、10億年以上の耐久性を持つ、金色のレコードとプレーヤーが積み込まれています。
レコードには、ザトウクジラの鳴き声や、ベートーベンの交響曲第5番、日本の尺八の音色、55言語のあいさつなどが収録されている他、中国の「万里の長城」や、望遠鏡、日没、ゾウ、イルカ、空港、列車、授乳中の母親、人の性器といった画像115点も、アナログ形式で保存されています。

両機のうち、ボイジャー2号が、まず1977年8月20日に、次いで1号が、同年9月5日に打ち上げられました。
複数の惑星が同方向に並ぶ、175年に1度のまれなタイミングを生かすとともに、惑星の重力を利用して、燃料を最小限に抑える「スイングバイ」航法が用いられました。

ボイジャーは、予算難や、1970年代当時の科学技術の限界など、スタートから、多くの試練に見舞われました。
プロジェクトに参加した、ある科学者が、ボイジャーを強い放射能から守る苦肉の策として、ケーブルに台所用のアルミホイルを巻き付けたという、有名な逸話も残っています。

それでも両機は、これまでに誰も目にしたことのない惑星の姿を、次々と明らかにしていきました。
木星の表面に見える、地球2個分の大きさを持つ巨大な渦「大赤斑」も、そうした発見の一つでした。

また、土星の衛星タイタンに、太陽系で最も地球に似た大気が存在することや、海王星の衛星トリトンで、極めて低温の物質が噴出していることも判明しました。

軌道上に、それ以上惑星がなくなると、天文学者のカール・セーガン氏から、カメラを反転させて、同機を送り出した地球の写真を、最後に撮影しておくべきだという声が上がりました。
これを受けて、ボイジャーは、1990年のバレンタインデー、2月14日に、64億キロ離れた地点から、撮影を実施しました。
そこに映った地球は、広大な宇宙の中の1画素にも満たず、日光に浮かぶ微小なちりのように見えました。

ボイジャー1号は、これまでに造られたどの宇宙船よりも、最遠の地へ到達し、2012年8月には、地球から約210億キロ離れた、太陽系外の星間空間に突入しました。
また、史上初めて、木星・土星・天王星・海王星という、4惑星すべてのそばを航行したボイジャー2号も、1号同様、いずれ、太陽系外に飛び出す見通しです。

プルトニウムの原子力電池を動力源としている両機は、電池の寿命が尽きるまで航行し、その後は、天の川銀河の中心で、周回を続けることになります。

プロジェクトに関わった、米カリフォルニア工科大学のアラン・カミングス上級科学研究員によると、カメラはずっと以前に機能を停止したものの、5つほどの機器は、引き続き、情報を収集しているといいます。
ボイジャーからは、今なお日報が届いており、研究者らは、今後さらに、10年前後は、データが得られるのではと、期待しています。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆


ボイジャーの打ち上げから、40年も経っていたとは、いやはや、時の流れを感じます。

宇宙開発は、何十年も先を見据えて、計画されます。
今となっては、一般的に知られるようになった「スイングバイ」も、当時としては、常人の理解をはるかに超えた技術だったのでしょう。

どことなく、はやぶさを彷彿とさせるエピソードも、ちらほらと見受けられます。

ボイジャーは、決して地球に戻ることはありませんが、40年経った今も、そしてこれからも、人類の夢と希望の象徴として、永遠に語り継がれていくのでしょう。
いずれ、活動を停止した後も。

ボイジャー 惑星世界への旅
タグ:ボイジャー
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