異例の長期休暇で、子どもへの影響を心配する声もあがっています。
10連休は海外旅行へ(楽天トラベル)
内閣府によると、来年は、皇太子さまが即位する5月1日を祝日とするため、4月27日から5月6日までの、10連休となります。
10連休は、祝日法が定められた1948年以降、最長とみられます。
これにより、海外旅行の増加が予想されます。
旅行大手各社からは、12日、歓迎の声が上がりました。
日本旅行(東京)の広報担当者は、「今までGWでは出かけにくかった遠方への旅行客が増えるでしょう」と、期待感をにじませます。
同社では、すでに、来年のGWに出発し、添乗員が同行するヨーロッパツアーを、前年比1.5倍に増やして、6月下旬に発売しましたが、例年よりも速いペースで、申し込みがあるといいます。
JTB(東京)にも、来年のGW中に出発する海外旅行の予約が、例年の2倍ほど入っているといいます。
一方、東京駅から、新幹線で1時間弱の温泉地、静岡県熱海市は、「例年より休みが増え商機が広がるかもしれないが、首都圏からは、海外をはじめ、遠くに出かける人が増える可能性がある」(「熱海後楽園ホテル」の広報担当者)と、複雑な思いです。
福祉系の大学に勤める50代の教員は、学生に、大型連休を利用したボランティアを勧めます。
「まとまった休みは貴重な機会。被災地に入るとか、普段なかなか行けない周辺の地域に手伝いに行ってみるとか、何かしら挑戦してみてほしい」
「夏休みの4分の1」という長さの大型連休が、子どもの心身に影響を与えるのではと、不安視する声もあります。
都内の公立中に勤める30代の男性教諭は「新学年になり、ようやく気持ちが乗ってきたかなという頃だ」として、「長く休むことで精神面や体調面で不安定になる子どもが出てこないか心配」と話しました。
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もはや、説明の必要はないかもしれませんが、一応、10連休のシステムについて、説明しておきます。
来年のGWのカレンダーは、
4/27(土)・4/28(日)・4/29(祝)・4/30(火)・5/1(水)・5/2(木)・5/3(祝)・5/4(祝)・5/5(祝)・5/6(振休)
となっており、例年であれば、真ん中の4/30・5/1・5/2は平日です。
しかし、5/1が祝日となることで、「祝日と祝日に挟まれた平日は祝日とする」という法律が適用されるため、4/30と5/2が、ついでに祝日になってしまうという、ミラクルが発生するのです。
まとまった長い休みが取れるとなれば、やることは一つしかありません。
海外旅行一択!
国内にいると、無理矢理お祝いムードを強要されそうですし、そういうものに乗っかりたくない人は特に、国外に脱出してしまうのが、手っ取り早いのではないでしょうか。
でも、そもそも、カレンダーの数字が赤くなったところで、休みなんか取れないという人も、たくさんいます。
特に、元号の切り替え時に不具合を出してはいけないシステム担当者は、臨戦態勢でサーバールームに缶詰めになって、お祝いどころではないでしょう。
子どもへの影響は、それほど心配する必要はないと思います。
春休みがもう1回来たと思えばいいのではないでしょうか。
ちなみに、大人については、頭が腐るのに、3日あれば十分です。
なので、その意味では、3連休も10連休も、大して変わりありません。
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