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2019年09月18日

セブンイレブンが値上げ?

セブン-イレブンの一部店舗に、こんな告知文が掲載されていました。

題名は「お客様へ お支払金額の計算方法の変更について」となっています。
告知文の内容は
「9月16日(月)よりセブン-イレブンでは、本体価格による計算に変更させていただいております。
この変更に伴い、複数個を同時にお会計すると、ひとつずつお会計した場合に比べて差額が生じることがあります。
ご了承ください」
というものです。

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前述の文章だけ読んでも、何が起きているのか分からない人が、多いかもしれません。
実際、都内のある店舗では、店員が手書きしたと思われる、別の説明文が、貼り出されていました。
説明文は、「お会計時は、商品の税抜き価格に税率8%がかかります」としたうえで、以下の計算式を記載しています(表記はママ)。

 「コーヒー税抜93円、税込100円」

 「93円×1個×1.08%=100円」

 「93円×3個×1.08%=301円」

これを読むと、「まとめ買いをすると損するんだな」ということが、何となく分かります。
計算してみると、279円×1.08=301.32円となります。
小数点以下を切り捨てて、301円になったというわけです。

もし、300円しか持っていないお客が来店したら、どうなるのでしょうか。
母親から「3個買ってきてね」と、300円を手渡された小さい子どもは、会計の際にびっくりしてしまうかもしれません。

セブンイレブンは、どのような経緯で、計算方法を変更したのでえしょうか。
広報担当者によると、9月15日までは、商品の税込価格を足していって、合計金額を算出していました。
しかし、9月16日からは、税抜き価格を足していって、合計金額に消費税をかける方式に変えました。
消費増税を前に、レジのシステムを、前倒しで変更したためといいます。

計算方法が変更されたのは9月16日ですが、広報担当者は「十分に事前の告知ができていなかった」と、反省の弁を述べました。
告知文は、9月17日に、加盟店や、直営店に送付されたといいますが、18日午前11時現在で、告知文が掲載されていない店舗も、あったようです。
会計時に困惑するお客は、一定数、いそうです。

店舗にあった告知文には「差額が生じる」という表現がありますが、これは、買い物の方法によっては、支払い額が増えるケースがあることを説明しているものですが、分かりにくい表現ではないでしょうか。

他の大手コンビニチェーンの対応は、どうでしょうか。
ファミリーマートとローソンは、現在、商品の税込み価格を足していって、合計金額を算出する方式になっています。
各社の広報担当者は、消費増税後も、この方式は変更しないと、説明しました。

消費増税を前に、小売りチェーン各社は、さまざまな対応に追われています。
お客への説明が十分でないと、現場の混乱が広がりそうです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆


私の自宅の近所には、ずっと以前から、この方式で計算しているスーパーがあるので、なじみはありますが、これだと、大抵の場合、1品ずつ税込み価格で計算するより高くなるので、正直、損だなあ、とは、思っていました。
高くなると言っても、1円だけですが。

でも、必ず高くなります(もしくは同額)。
安くなることは、絶対にありません。
なので、説明文としては、「高くなることがあります」とすれば、分かりやすかったのでしょうが、それだと、値上げしたのかと勘違いされる可能性があります。
「セブンは、消費増税のどさくさに紛れて便乗値上げした」と思われては困るので、「差額が生じることがあります」という、曖昧な表現にせざるを得なかったのではないでしょうか。

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