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2019年10月16日

北陸新幹線は代車不能のオーダーメイド設計

台風19号による、千曲川の氾濫(はんらん)で、北陸新幹線の、多くの車両が、浸水しました。
水につかった車両は、北陸新幹線全体の、3分の1にのぼります。
また、北陸新幹線には、「代車」を使えない、特殊事情もあります。

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浸水した、JR東日本の長野新幹線車両センター(長野市)は、長野駅から10キロほど金沢方面寄りの線路沿いにあります。
JR西日本の白山総合車両所(石川県)とともに、北陸新幹線のメンテナンスを担っています。
北陸新幹線は、JR東の「E7系」19編成、JR西の「W7系」11編成の、計30編成で運用されており、このうち、車両センターに止めていたE7系8編成と、W7系2編成が、水につかりました。

JR東によると、15日の段階で、詳しい現地調査はできておらず、車両の被害状況も分かっていません。
しかし、ある新幹線技術者は「床下には車輪だけでなく、モーターやブレーキを制御する電子機器も多い。半導体が水につかってしまえば、部品全体を交換するしかない」と話します。
客室内でも、シートなどが水につかっていれば、交換する必要性があるとみられます。

新幹線車両の寿命は、おおむね15年とされますが、E7系、W7系とも、2015年の、北陸新幹線開業に合わせて開発された、最新鋭車両です。
1編成12両の製造費は、約33億円とされ、仮に、被災した10編成がすべて廃車となった場合、損害額は、車両だけで、三百数十億円にのぼります。

また、全体の3分の1が被災したことで、車両不足も深刻です。
修理できたとしても、安全性の確認には、慎重な点検が必要で、再び営業走行できるまでには、相当な時間がかかります。
新造するとしても、新幹線車両は「注文製造」のため、1年以上かかります。

東北・上越新幹線から、代わりの車両を手配するのも、難しい事情があります。

新幹線は、沿線の電力会社の周波数をもとに、東海道、山陽、九州は60ヘルツ、東北、上越は50ヘルツを採用していますが、北陸新幹線は、東京電力(50ヘルツ)、中部電力(60ヘルツ)、東北電力(50ヘルツ)、北陸電力(60ヘルツ)と、沿線の周波数が目まぐるしく切り替わるため、専用の切り替え対応システムを搭載した車両しか、走れません。

さらに、かつて在来線の難所として知られた、群馬・長野県境の碓氷峠越えにあたる、安中榛名―軽井沢の区間は、全国の新幹線でも、有数の、急勾配な箇所です。
このため、E7系やW7系は、モーター出力や、ブレーキ性能を高めた、専用設計となっており、他の車両で置き換えられないのです。

北陸新幹線は、大幅に本数を減らして、東京―長野と金沢―上越妙高(新潟県)で、折り返し運転を行っています。
不通区間のバイパスルートとして、信越線の長岡―直江津では、臨時快速列車を、17日まで走らせます。
JR東によると、東京―金沢の直通運転は、早ければ1〜2週間程度で、冠水した線路や、設備の復旧を終えて、再開できる見込みです。
ただし、車両不足のため、長期間にわたり、運転本数が5〜6割にとどまる、暫定ダイヤで走ることになりそうです。

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新幹線って、線路を敷けば走れるとか、そんな簡単な話ではなかったようです。
こんなにも、高度な技術で運用されているとは、まったく知りませんでした。
だから、北陸新幹線は、ずっと長いこと、存在しなかったんですか。
苦労して作って、利用者が少なかったら、泣き寝入りじゃ済みませんから。

なお、線路の冠水で、信号の電源装置に、重大な被害があると判明したそうで、こちらも、復旧作業に時間がかかるようです。

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