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2020年01月04日

スギ花粉の飛散を防ぐ菌が見つかる

国民の3人に1人が罹患し、経済にも悪影響を及ぼしている花粉症の、主原因である、スギ花粉の飛散を防ぐ“救世主”となり得る新技術の開発が、神奈川から開花しそうです。
県が昨秋、花粉を飛ばす雄花を枯らせる、神奈川由来の菌類を発見しました。
国が、その菌類を、薬剤に活用する研究開発を、進めています。
実用化すれば、数十年を要するとされる、伐採や植え替えに代わる、画期的な花粉症対策になりそうです。

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県が発見した菌類は、スギの雄花に寄生して枯死させる「シドウィア菌」です。
雄花を枯らし、さらに、周辺の雄花にも菌糸を広げます。
枯死した雄花は、開花しないため、花粉が飛散しない一方、雄花以外には無害で、木の生育に、問題はありません。
この菌を薬剤として活用し、ヘリコプターやドローンによる空中散布などが可能になれば、即効性のある、新たな花粉飛散防止策になるといいます。

これらの研究を進めている、国の研究機関「森林総合研究所」(茨城県つくば市)に、県が協力を提案したところ、効果がより高く、生態系への影響も少ない「地域由来の菌類」を探すよう、依頼されました。

県森林再生課と県自然環境保全センターは昨年9月、県央地域などのスギ林9カ所で、調査を実施し、相模原市緑区で、約5ミリ大の雄花に付着していた菌を、発見しました。
現在は、同研究所が、培養しています。

花粉症対策を巡っては、県は、2008年度に「9都県市花粉発生源対策10カ年計画」を策定しました。
伐採や花粉の少ないスギへの植え替えなどを続け、18年度に、第2期計画へ移行しました。

ただ、第1期の植え替え達成率は、44%です。
花粉症が社会問題化した、昭和50年代後半から現在までに、増加したスギ林の面積分について、対策を講じていますが、県は「このまま対策を続けても目標達成にはあと30年以上かかる」との見通しを示しています。

シドウィア菌を活用した薬剤散布が実用化されれば、広範囲で効率的な対策が可能になり、人手や経費など、コスト削減効果も期待されます。
県は「散布による動植物への影響の検証など課題も多く、あと何年かかるか分からない」としながらも、「多くの方の期待に応えるため、今後も研究開発に協力していきたい」としています。

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文面をそのまま受け取ると、夢のような菌に思えますが、植物を枯らせるというのは、やっぱり、怖いです。
本当に"害"がないのか、今後も、慎重に、研究を進めて欲しいです。

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