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2020年01月10日

制服の色を変えたら残業が減った

熊本地域医療センター(熊本市中央区)で、看護師の日勤と夜勤を、制服で色分けして、残業時間の削減につなげる取り組みが、効果を上げています。
一目で、勤務時間帯が分かるため、同僚間の指示を、効率化する狙いです。
働き方改革が難しい、医療現場の先進事例として、注目を集めています。

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発案したのは、前院長の廣田昌彦医師です。
就業前の早出や、残業が常態化していた入院病棟の、労務改善につなげようと、攻守で分業が確立した、アメリカンフットボールをヒントに考案し、2014年度から、取り入れました。

対象は、病棟の看護師約200人です。
日勤の制服を赤、夜勤を緑にしたところ、前年度に、1人当たり年約110時間あった残業が、半減しました。
18年度には、約20時間と、5分の1まで減り、19年の、日本看護協会(東京)の、先進事例表彰で、最優秀賞を受賞しました。

同センターでは、毎日、日勤が54人、夜勤が20人です。
「勤務終了が近い人には新たな仕事を声掛けしない。分かりやすくて医師の側も助かる」と、清住雄昭院長はいいます。
残業すると色違いの制服が目立ち、個々人も、定時退勤を心掛けるようになりました。

音楽で、終業1時間前を知らせる仕組みも作ったほか、職員の病欠や、患者の容体急変で、人手が不足する場合に備えて、内科、外科、小児科など、複数の科の業務をこなせる看護師も、養成しました。
日常的に、人材交流を進め、支援しやすい態勢をつくりました。

こうした労務改善は、看護師が、産休や育休を取りやすい環境にもつながり、離職率が1割未満と、半減しました。
働きやすい職場として、採用面でも、プラスに働いているといいます。

大平久美看護部長は「定時退社が広まり、スキルアップに必要な研修会も受講しやすくなった。労務改善を看護技術の向上にもつなげていきたい」と話しています。

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この病院が、残業削減を実現できたのは、決して、制服だけが原因ではありません。
これだけ、たくさんのアイディアを出せるというのが、凄いことです。

ただ、制服に関しては、誰でもすぐにできることですし、社員教育も設備投資も要らないので、これは、試してみる価値がありそうです。

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