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2020年01月09日

台風は温暖化で速度が遅くなり被害は拡大する

地球温暖化が今のペースで進むと、日本周辺での台風の移動速度が、今世紀末には、現在より、1割程度遅くなるとの予測を、気象庁気象研究所など、日中韓の研究チームが8日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表しました。
台風が減速することによって、暴風雨に見舞われる時間が長くなり、洪水や土砂災害などの、被害が拡大する可能性があります。

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国連の、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)などによると、効果的な温室効果ガス削減策が取られなかった場合、今世紀末には、産業革命前から、4度程度上昇すると、予測されています。

チームは、スーパーコンピューターを使ったシミュレーションで、現在の気候(1951〜2010年)と、4度上昇した場合の、台風の移動速度を比較しました。
その結果、熱帯や亜熱帯では、現在の移動速度と、ほとんど変わりませんでしたが、中緯度帯では、現在より、速度が、約10%遅くなりました。
東京などを含む北緯35〜40度では、現在は、平均速度が時速35.68キロですが、31.66キロ程度になります。

速度が遅くなるのは、温暖化によって、大気の流れが変化し、日本上空の偏西風が北上して、台風を移動させる風が、弱まるためと考えられます。
また、これまでの研究で、温暖化によって、台風の発生数は減るものの、強い台風が増えたり、降水量が増えたりするとも、予測されています。

山口宗彦・気象研究所主任研究官は「減速と降水量の増加の相乗効果で、台風が通過する地域の積算降水量が将来増大する可能性がある。防災に生かしてもらうために、地点ごとの移動速度の違いなど詳細な分析を進めたい」と話します。

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去年は、台風の被害が多すぎました。
心情としては、今年は、災害のない(少ない)年になってほしいと願いたいところですが、実際は、恐らく、もっと増えます。
去年は、たまたま、大きな台風が多かった、不幸な偶然だったわけではなく、気象の変化(温暖化)により、今後は、去年レベルの、「あの」規模の台風が、"標準クラス"になってくるわけです。
「今までに経験したことのない強さ」と表現されたように、今までの災害対策では、対処しきれません。
防災に関しても、新たな施策を作っていかなければいけません。

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