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2020年01月22日

センター試験の採点は目視確認していた

1990年から始まった、大学入試センター試験が、31年の歴史に区切りをつけます。
大塚雄作・前大学入試センター副所長に話を聞きました。

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センター試験31年間に積み上げられたノウハウは「文化資産」といってよいと思います。
その中核にあるのは「公平・公正」の実現です。

昨年、大学入学共通テストの英語の民間試験と、国語・数学の記述式問題の導入が、見送られました。
民間委託の記述式の採点では「採点ミスをゼロにできるか」に焦点が当たりました。
実は、マークシートも、まるっきり機械任せでなく、ゼロに近づける努力がなされています。
受験生が塗るマークの濃淡や消し方によって、機械で十分に読み取れなかったり、ダブルマークと判定されたりするケースがあります。
このため、必ず、2度読みをし、2度の結果が合わない場合は、職員が、目で確認をします。
0.1%くらいの率ですが、それでも、50万人規模となると、数千枚単位の作業になります。

英語のリスニング試験で、2回読みしてきたのも、日常の雑音で、聞き取れないケースに備えた配慮もあってのことです。
さらに、追・再試験のほか、大雪や地震などの災害や、試験問題を運ぶトラックの事故による問題の漏洩といった緊急事態に備え、予備の試験問題一式も、用意してきました。
コストと労力がかかりますが、リスクマネジメントとして、やってきています。

約50万人の受験生は、多様で、配慮の必要な受験生への対応も、さまざまです。
点字問題を作成したり、別室で問題を読み上げたり、マークのできない生徒は、解答欄へのチェックを、職員がマークし直したり、きめ細かく対応しています。

「公平・公正」をこれほど徹底してきたのは、だれもが、持てる実力を等しく発揮できる環境を守り、チャンスの道が開かれることを、大事に考えてきたからです。

今回の入試改革では、英語の「スピーキング」テストの導入も、大きな争点になっています。
センター試験で、リスニングを開始したのは、06年でした。
80年ごろから、実験が始まり、実現に、約25年を要しました。
テープレコーダーを使った実験では、大教室で、均質に音声を伝達することが、難しかったです。
その壁を打ち破ったのは、ICプレーヤーの登場でした。
テクノロジーの進化によって、かなえられたのです。

加えて、「1点刻み」の評価からの脱却も、新入試の、主要なテーマのひとつでした。
一定基準を超えれば入学できる「資格試験化」ですが、それには、日本の教育制度を大きく変える必要がありますし、大学の入学定員の厳格化とも矛盾します。
定員を厳密に管理するには、1点刻みで、上から定員数の学生を選ばざるをえません。

ただし、今後、まったく可能性がないわけではありません。
例えば、MOOCs(ムークス)という、インターネットを通じて、世界中の有名大学の授業を受けられるシステムがあります。
このようなシステムが、さらに普及すれば、キャンパスのキャパシティーに縛られず、入学させることができるため、入試の「資格試験化」も、可能になります。

このように、理念を実現するには、時間と環境整備が必要です。
今回の入試改革の混乱の一因は、入試の中身を変えることだけで、教育全体を変えようとした、歪みと拙速さにあったと思います。

センター試験が31年続いたのは、個々の受験生に、緻密に、真摯に、対応してきたからではないかと思います。
しかし、それは、民間の市場原理とは、相いれない部分もあり、積み上げてきた資産の検証は、今後の入試のあり方を考えていくうえで、重要です。
その検証を踏まえた、最善の試験が、提供されていくことを願っています。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆


センター試験が、こんなにも、色々と考えられて運用されていたとは、知りませんでした。
31年間、支えてこられた、裏方の方々の努力に、敬意を表します。

でも、それでも、センター試験は、廃止しなければいけないのでしょうか。
変わらなければいけないのでしょうか。
このまま続けても、いいんじゃないかという気はしますが。

まあ、制度が変わる時には、色々と、揉めるのは、当然ですけれども。
「共通一次」から「センター試験」に変わった時も、色々言われたわけですし。
良い方向に変わってくれることを願います。

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