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2020年01月28日

10円自販機は赤字なのに続ける理由

ペットボトルの清涼飲料を、ワンコイン(10円)で販売している自販機が、大阪にあります。
大阪市福島区玉川3丁目の「大阪地卵(おおさかじらん)」という、食品卸を営む会社の前に設置されており、自販機の運営と商品の補充も、この会社が行っています。

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10円で売って、採算は取れているのでしょうか。

社長の釜坂晃司さんに聞いてみると、
「取れるわけがないじゃないですか(笑)」
と、あっさり返されました。

では、なぜ、10円で販売しているのでしょうか。

賞味期限が1〜2カ月前まで近づいてきた商品は、そのまま売れ残ってしまうと、商品価値がなくなります。
すると、処分しなければならなくなります。
処分するにもお金がかかるので、それならば、たとえ10円でも、売ったほうがいいという判断です。
処分に費用をかけるより、絶対いいです。

釜坂さんの会社は、食品卸業の傍ら、大阪と神戸を中心に、約500台の自動販売機を展開しています。
10円の自販機は、会社の前にある2台だけで、ほとんどが、50〜80円です。
それでも、通常の価格より、ずいぶん安いです。
さすがに、10円自販機は、採算割れしていますが、他の自販機も合わせた全体で、利益はあります。

清涼飲料の売れ行きは、季節に左右されます。
冬は、売れ行きが鈍くなるため、小売店から、わりあい多くの売れ残りが出ます。
なので、売れたら、すぐに補充できます。

ただし、いわゆる「小売店で売れ残った商品」を売るため、商品の種類が、一定ではありません。
そのため、自販機には、敢えて目隠しをして、どんな商品が入っているか、分からないようにしてあります。
試しに買ってみると、1回目と2回目で、違うボタンを押しても、同じ商品が出てきました。

夏は、販売が厳しいです。
10円で売る商品が、足りなくなります。
夏は、あまり売れ残らないのですが、自販機をカラにすると、お客さんが離れてしまうので、採算割れを承知で、賞味期限に余裕のある商品を、投入することもあります。

そうした涙ぐましい努力のお陰か、10円自販機は、ちょっとした観光名所になっているといいます。
うわさを聞き付けた国内外の旅行者が、わざわざ、自販機のある場所を探し当てて、写真を撮っていくのです。
中国からTVクルーが来て、自販機とその周辺を撮影していったこともありました。

それからしばらく経って、1台の観光バスが、会社の前にやってきました。
ぞろぞろ降りてきたのは、中国人の団体客で、10円の自販機から、スーツケースが一杯になるまで、爆買いしていったといいます。

「観光客が来てくれるんだったら」ということで、釜坂さんは、会社の前に、巨大な10円玉の看板を設置しました。
ここを訪れた人は、その看板をバックに、写真を撮っていきます。
制作費には、ン十万円かかったそうです。

「サービスですね。お客さんが、この界隈に来てくれたらいいんです」

☆ ☆ ☆ ☆ ☆


自販機の運営というのも、なかなか厳しいらしいです。
自販機での、ペットボトルの相場というと、130〜150円くらいですが、スーパーでは、同じ商品が100円未満で売られていたりしますから、自販機では、全然売れなくて、しかたなく、100円とかにしたりするわけです。
ワンコイン自販機は、経営者の悲鳴の裏返し。
それが、10円・・・。
もはや、異世界の次元です。

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