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2020年02月02日

「こたつで寝ると風邪をひく」のは本当か?

寒い季節、家でこたつに入っていたら、その暖かさと気持ちよさについ、うたた寝してしまったという経験がある人は、多いでしょう。

こたつといえば、昔から「こたつで寝ると風邪をひく」とよくいわれますが、ネット上では「親にいつも注意されていた」という人が多い一方で、「本当なの?」「どうして風邪をひくのかよく分からない」「布団と同じくらいこたつも暖かいから、風邪はひかないのでは」といった、疑問の声もあります。

「こたつで寝ると風邪をひく」のは事実なのでしょうか。
内科医の市原由美江さんに聞きました。

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風邪は、鼻や喉にウイルスが感染することによって引き起こされ、咳や鼻水、咽頭痛、発熱などの症状を起こします。
ストレスや睡眠不足、不規則な生活などで、免疫力が落ちたときに、かかりやすくなります。

こたつと風邪の関連性を研究したデータはありませんが、関連はありそうです。
こたつの中で寝てしまうと、脱水症状が起こりやすくなるため、鼻や喉が乾燥しやすくなり、ウイルスに感染する可能性が高まることが、考えられます。

また、人体は通常、汗が皮膚で蒸発するときに熱が奪われ、体温が下がります。
そのため、体温が上がると、汗をかき、自然と、体温が下がるように、調節されています。
しかし、こたつの中では、長時間、高温にさらされるため、汗をかいても、体温が下がらず、体温調節の機能が、うまく働かなくなります。
その結果、自律神経が乱れて、免疫力が下がり、風邪を発症しやすくなる可能性があります。

頭寒足熱は、健康によいです。
足元を温めることで、足の血流が促進され、全身の血流もよくなります。
ただし、これはあくまで「こたつに座って入る」場合です。
こたつで横になる、つまり、寝てしまうと、どうしても、体全体がこたつの中に入ってしまいがちになり、頭以外の部分が、高温にさらされ続けます。
すると、熱がこもり過ぎるので、こたつで寝ることはおすすめしません。
足のみか、せめて下半身にとどめておくのがよいです。

人は睡眠時、体温が下がる特徴があります。
布団で寝る場合は、汗をかいたり、布団をずらしたりして、自分で温度調節ができますが、こたつの場合は、高温に長時間さらされるので、体温が下がりにくくなります。
また、高温によって、体の水分が奪われるため、脱水状態になりやすく、その影響で、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性もあります。

うっかりこたつで寝てしまった場合は、まずは、水分をしっかりと取りましょう。
また、布団で寝たときと比べ、こたつでは、睡眠中の体の動きが悪いと考えられるので、足腰や、全身の関節に負担がかかっていることが考えられます。
背伸びをして、少し体を動かした方がよいでしょう。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆


最近は、そもそも、こたつを持っている人が少なくなっているので、「こたつで寝ると風邪をひく」という、都市伝説的な話をきく機会も、減っていくのかもしれません。
ちなみに、我が家にも、こたつはありません。

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