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2020年02月08日

犬が店番をする焼き芋店

柴犬が店番をする焼き芋屋が、札幌市にあります。
清田区の住宅街の中にある「イヌのやきいもやさん」です。
店番は、ケンという名の、4歳の雄犬だけです。
収益の一部は、殺処分される犬猫などのペットの保護活動をする団体などへ寄付しており、“犬のために犬が働く”お店です。

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2018年11月に開店し、翌年に、地元テレビで紹介され、評判になりました。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて、世界中に拡散し、今では、海外の観光客も、多く訪れます。
「ロシアの航空会社の機内誌を見て来た」と言う人や、「世界の面白いお店としてネット上で紹介されていて知った」と話す人もいます。

犬が店頭に立つ焼き芋屋ができたのは、同じ敷地内で、障害福祉サービス事業を行うNPO法人「よつばの会」の、村山園人(そのと)理事長が、3年前、職員が「食べたい」と言った、焼き芋を振る舞ったことが、きっかけでした。
焼けた芋の匂いに、近くの高齢者施設の利用者からも「欲しい」と言われ、無料で配って、好評を得ました。
村山さんは「少しでも収益になるなら店を出そう」と思い立ちましたが、「住宅街に普通の焼き芋屋を出しても買ってもらえない」と考え、施設で飼っていたケンを、「店番」に任命しました。

手作りの店は、平日の午前11時に開店し、正午から1時間の休憩をはさみ、午後3時まで営業します。
冬季は、店内に、ストーブが置かれます。
ケンの世話をしたり、芋の袋にケンのシールを貼ったり、「よつばの会」の施設に通う利用者らも、運営を手伝います。

午前中で芋が完売することや、ケンが疲れて店に顔を出さないこともありますが、客足は絶えません。
訪れた人たちは、口々に「かわいい」「癒やされる」と言いながら、店番するケンの写真を撮っていました。
支払いは、芋代200円を、店の壁に開けた穴に、釣り銭なしで入れていくシステムです。
外国人にとっては、無人販売自体が珍しいこともあり、軒先に置かれた「ケンちゃんノート」には、英語や中国語、タイ語などのメッセージも書かれています。

環境省によると、全国で殺処分される犬や猫は、3万8444匹(18年度)です。
村山さんは、19年秋ごろ、その数の多さを知り、店の収益から、北海道内で活動する動物保護団体・NPO法人「しっぽの会」(北海道長沼町)への寄付を始めました。
同会の上杉由希子代表は「ケンちゃんという看板犬を通して、動物保護や行き場を失った犬や猫のことを知っていただくきっかけとなっていて、感謝しています」と話します。

村山さんは今月、インターネットで、店のホームページを開設し、ケンのTシャツやぬいぐるみ、シールなどのグッズ物販を始めて、寄付活動を広げました。
「犬がみんなを助ける。
こんな店がもっと増えていい。
1人暮らしの学生やお年寄りが犬と触れ合うことができて、犬も社会で働ける。
お互いが助け合える笑顔が生まれる場所になりたい」
と考えています。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆


無人販売は、日本以外では成り立たない商売形態でしょう。
本当に、どんだけ平和な国なんだ、ジャパン。
ただ、そんな日本においても、やっていけなくなって、最近では、無人販売は減っています。
悲しいことですけれども。
このお店も、普通の無人販売だったら、お金を入れずに商品を持っていってしまう人がいて、多分、無理だったのではないかと思います。
でも、犬が店番をしていたら・・・。
動物パワー、侮りがたし。

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19:15 | 社会ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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