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東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のロゴが入った、特別なナンバープレートの正式名称は、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」といい、2017年10月10日から、交付が開始されています。
特徴は、オリンピックとパラリンピックのエンブレムが入ったナンバープレートが、2枚1組で交付されること(クルマの前後にどちらをつけるかは自由)、そして、寄付金の有無によって、グラフィックデザインの有無を選べることにあります。
グラフィックデザインのないパターンを選択すると、軽自動車でも「白ナンバー」の装着が可能となることから、オリンピック・パラリンピックに関心のあるユーザーのほかに、一部の軽自動車ユーザーからも、注目を集めました。
延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会ですが、幻となった2020年のオリンピック開会式の直前までに、どれくらいの枚数が交付されたのでしょうか。
国土交通省自動車局によると、2020年6月末時点の累計申し込み数は、186万7149台で、内訳は、登録車が17万5483台、軽自動車が169万1666台となっています。
また、寄付有り(グラフィックデザイン入り)と寄付無し(グラフィックデザイン無し)の内訳は、寄付有りが23万5136台、寄付無しが163万2013台です。
2020年7月上旬時点の時点では、特別ナンバーの申し込み期間は、従来と変わらず、2020年9月末までの予定です。
軽自動車に白ナンバーを装着できるというメリットもあり、オリンピック・パラリンピックの記念ナンバーは、軽自動車の申し込み割合が高い結果となっています。
また、同じく、軽自動車に白ナンバーの装着が可能となるラグビーワールドカップ2019の特別仕様ナンバープレート(2020年1月交付終了)についても、登録車が3万7540件の申し込みだったのに対し、軽自動車は25万4961件の申し込み数にのぼりました。
しかし、軽自動車で普通車と同じナンバープレートを装着することができる機会は、オリンピック・パラリンピックの記念ナンバーが、最後になる可能性があります。
2018年10月から、全国41地域で交付を開始した地方版図柄入りナンバープレートでは、軽自動車のプレートデザインには、黄色の縁取りがつき、完全な白ナンバーではなくなっています。
この経緯について、国土交通省の担当者は、次のように説明します。
「高速道路の料金徴収の際、プレートが白になっても、基本的には分類番号で登録自動車と軽自動車の判別はつきます。
ただ、ひと目でわかるかといったところでは多少意見をいただいたので、地方版ナンバープレートでは黄色の縁取りを入れたという経緯があります。
そのため、今後は白いナンバーにはならない可能性があります」
今後、オリンピック・パラリンピックの記念ナンバーの申し込み期限が、2020年9月から延長されるのか、注目されます。
なお、取り付けた記念ナンバーは、大会終了後も、そのナンバーを変更する事由が発生しない限り、廃車するまで使用することができます。
また、記念ナンバーの使用終了後は、不正使用防止の穴を開けたうえで、記念に保存することも可能です。
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軽に白ナンバーを付けられるということで、実際、ラグビーW杯の記念ナンバープレートは、話題になりました。
そういう理由で申し込むのは、本末転倒なんじゃないかという気がしなくもありませんが、結果的に注目度が高まったのは、いいことなのか、どうなのでしょうか。
ただ、今後は、そういった裏技が使えなくなるようなので、白ナンバーの欲しい人は、真剣に検討して、早急に答えを出す必要がありそうです。
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