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2020年07月29日

災害時にペットといっしょに避難する。「同行避難」と「同伴避難」の違いとは

災害時の、ペットとの避難方法が分かりにくいとの声が、福岡県久留米市に寄せられています。
7月の豪雨の際には、受け入れを断られたケースもあり、一部で混乱しました。
市は「142カ所の全指定避難所にペット飼育場を設ける」としていますが、実態は、避難所によって違っており、飼い主たちの困惑は、今後も続きそうです。

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久留米市北野町の女性(28)は、2匹の猫を飼っています。
今月6日午後5時ごろ、自宅近くの道路冠水が始まったため、指定避難所の、北野生涯学習センターと、弓削小に電話すると「ペットは屋外か、車に置いておくなら可能」と言われました。

屋外は、雨で水に漬かるかもしれないと躊躇し、他の方法がないか、市災害対策本部のコールセンターに確認しました。
そこでは「全避難所でペットを受け入れている」と言われたため、北野生涯学習センターへ、猫を連れて、車で避難しましたが、猫はやはり、外に置くよう、指示されました。

再び、コールセンターに問い合わせると、今度は「同伴避難はできません」との回答でした。
市の説明に戸惑う中、市からの折り返しを待つ間に、午後9時半ごろ、道路の冠水で、家から出られなくなりました。
トイレも風呂も使えず、水が引くまで、3日間、閉じ込められました。

飼い主の理解を難しくしているのが、「同行避難」と「同伴避難」の違いです。
環境省は、ペットと一緒に避難する「同行避難」を推奨しています。
置き去りにしたペットが逃げたり、野生化したりするのを防ぐ目的があります。

市も、ペットを気にして避難が遅れることを避けるため、同行避難を勧めますが、飼い主とペットが、同じ空間で避難生活を送る「同伴避難」は原則禁止です。
そのため、マニュアルには「ペット飼育場を設置する」として、事前に、飼育場を設ける場所も決めています。
しかし、一方で、避難所となった施設の管理者からの許可が必要との取り決めもあり、飼育場確保の判断は、現場に任されているのが現状です。
市は、管理者の交代や、方針変更などもあるため、事前に把握するのは難しいと説明しています。
飼い主は、避難時に、自ら確認を取る必要に迫られます。

市内では、飼育場を設置し、スムーズに同行避難できた地区もあったといいます。
今回の女性のケースについて、市防災対策課は「言葉や制度が分かりにくく、説明に食い違いが生じた可能性もある」と推測します。
過去の水害でも、飼い主からの問い合わせが相次いだことを明かしました。
同課は「ペットと速やかに避難できるよう、飼い主にも施設管理者にも理解と啓発を促していきたい」と話しています。

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ペットの扱いに限らず、避難所の状況は、場所によって異なります。
それなら、ペットに優しい避難所に行けばいいのかというと、そうでもなく、避難所は、住所によって決まっているので、所定の避難所以外の施設に行くと、ペットどころか、人間でも受け入れてもらえず、追い返されてしまいます。
そういう点は、やっぱり、頭の固い"お役所"対応なんだなと感じます。

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