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2020年10月29日

台風上陸ゼロ12年ぶり

今年は、平成20年以来、台風の上陸がゼロとなりそうです。
7月に台風が1つも発生せず、8月に高気圧が日本列島の上空に張り出して台風が近づけなかったことに加え、9、10月も、さまざまな「幸運」が重なったことが原因とみられています。

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気象庁によると、台風の統計が残る昭和26年以降、台風の上陸数は、年平均で、3個程度です。
昨年までの直近5年間は、4〜6個で推移しており、今年の異例な状況が際立っています。

そもそも、今年は、台風の発生自体が、例年に比べて少ないです。
1号が発生したのは5月ですが、7月は、観測史上初めて、発生がゼロでした。
その後は、発生したものの、10月28日時点で、例年同時期と比べて、発生数が、4〜5個少ない18個にとどまっています。
日本列島への接近数も、同様に、4〜5個少ない7個です。

台風を監視する、気象庁アジア太平洋気象防災センターの笠原真吾予報官は「7月に発生がゼロだったのが上陸数に影響した」と解説します。

熱帯の海で多く発生する台風は、上昇気流で巻き上げられた水蒸気が、積乱雲を形成しながら発達します。
しかし、例年なら、台風を次々と生み出すはずの、フィリピン付近で、上昇気流が起きなかったため、台風が発生しませんでした。

8月には、南シナ海を中心に、台風が発生し始めましたが、9月上旬ごろまでは、日本列島周辺の上空に、高気圧が張り出していたため、台風が近づけませんでした。
9月上旬に日本列島に迫ろうとした9号、10号も、接近できたのは、九州まででした。

秋口になると、例年同様、日本上空の高気圧は、南東に後退しました。
南西にある、別の高気圧との間が開き、台風が、この「隙間」を縫って、北上しやすい環境ができていました。
しかし、この隙間が、ちょうど閉じていたタイミングと、台風の北上が重なったため、台風の進路が、西にそれるなどしました。

今月に入り、14号が北上した際には、隙間があいていましたが、風が弱かったために、日本列島東側上空の冷たい空気の渦に引き寄せられるかたちで、南方にそれました。
笠原氏は「9月中旬以降も台風の上陸がなかったのは、タイミングなどの偶然が重なったことが大きい」と話します。

今後は、海面水温が低下して、台風が発生しにくくなる上、発生したとしても、偏東風で大陸方向に運ばれたり、南東に後退した太平洋高気圧の縁を回って、日本列島のはるか南側を東に抜けたりするため、上陸の可能性は少ないとみられます。

10月29日には、現在フィリピンの東にある熱帯低気圧が、台風19号に発達する見込みですが、気象庁は、大陸方向に抜けていくとみています。

⇒用語解説

台風の「上陸」とは、台風の中心が、北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した状態をいいます。
このため、沖縄県は、例年多くの台風に見舞われますが、上陸したことはありません。
台風の中心が、小さい島や半島を横切り、短時間で再び海に出る場合は「通過」と呼びます。
全国にある気象庁の関連機関などから300キロ以内に、台風の中心が達した場合は「接近」となります。

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危ないと言われながらも、どの台風も、結局、上陸はしませんでした。
台風来る来る詐欺ですか?

今年、上陸がゼロだったのは、確かに、特例ですが、年平均3個というのは、驚きました。
意外に少ない印象です。

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タグ:台風 上陸 沖縄
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